法律講座

前回の法律講座の内容は民法総則の「代理・第2回」でした。

授業の前半は「宿題」の答え合わせとその解説(大手予備校さんとここがまず違います)。

旧司法試験の基本的(つまり行政書士試験にも出題可能性があるもの)かつ奥が深い問題には、ややてこずったものの、その他の司法書士・行政書士・公務員試験・宅建の過去問については総じて出来がよかったです。

講義の予習の際に、忘れていたことを思い出したり、新たな発見がいくつかありました。私が実務を行いながら、一方でこのような講座を開設させていただいているのは、自己の法律知識のクオリティーの維持・発展という効果を目論んでのことです。幅広い行政書士業務の中で、特に法律知識が必要な分野について業務を特化して行っているので非常に役立っています。あと一つの理由は、余裕をもって講義時間を設定できるという点です。前にも書きましたが、現在大手予備校で講師を務めさせていただいていますが、民法全体を2.5時間×16コマで解説するには、どうしても一方的な解説にならざるを得ません。ましてや会社法を5コマでなんて… 。「双方向の授業」は質問に来てくれる一部の受講生との間でしか成立していません。この「双方向の授業」の重要性は、私が大学院時代さんざん経験したことを踏まえて後日また書きたいと思います。